国防・自衛隊

2007年8月14日 (火)

ハハ〜ン、なるほど・・・

 先日アップしたスイッチの「壱」で回答したが、これまでの情報の中からだと、単に政局目当ての変節漢であったとしても何か今ひとつ彼が目論む方向性の利として、足りないはずだと感じていた。

 ふと目にしたシーファー駐日米大使との駆け引きの記事。もしやこれは・・・と思った。なるほどあの男ならやりかねない。

「駐日米大使:小沢氏にテロ特措法再考促す 毎日新聞と会見」(毎日新聞)


 シーファー駐日米大使は13日、毎日新聞との会見に応じ、11月1日に期限切れを迎えるテロ対策特別措置法を延長する法改正について「米国だけでなく国際社会にとって極めて重要だ」と述べ、同法の延長に反対している民主党の小沢一郎代表に再考を強く促した。また、民主党説得のため小沢氏ら同党関係者と再度、会談したい意向を表明し超党派での問題解決を要望する姿勢を示した。
 大使は、テロ特措法に基づく海上自衛隊のインド洋での給油活動について「国際的な連合体の中で(日本の)旗を掲げているだけでなく、真に意味のある補足的な貢献をしている」と強調。仮に海上自衛隊による給油が途絶えた場合「私の理解では、米国にその能力はなく英国だけがある。英国の決断にかかっている」と述べた。
 その上でテロ特措法が延長されなかった場合、「日本がテロとの戦いから身を引くと表明するようなもので、米国だけでなく国際社会に『ひどいメッセージ』を送ることになる」と語った。
 今月8日に民主党の小沢代表と会談した際、小沢代表が特措法の延長に反対する姿勢を鮮明にしたことに対しては「従来通りの立場を表明したが、(延長を)明確に拒否したかどうか定かではない」と述べた。そして、機会があれば小沢代表だけでなく前原誠司前代表ら同党関係者と会談し、「特措法延長のため、機密情報を含む必要な情報を提供したい」と話した。
 一方、参院選で自民党が惨敗し安倍晋三首相の求心力が低下していることに対し、大使は「(選挙で)国際的問題について意見の違いがあったとは思えない。選挙結果が日米同盟を台無しにするような事態は望ましくない」と語ったうえで「特措法のような問題は、党利党略を超えて行動することが重要だ」と強調した。【吉田弘之】
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毎日新聞 2007年8月14日 7時40分


 小沢民が本気で反対なのかどうかは知らない。ただ、この報道が事実ならば、彼の別の目的はここにもあったかと。実際の会談はもっと踏み込んだ形での駆け引きの応酬であるはずだ。シーファー駐日米大使は次の手をどう受け止め、どう動くのか暫く様子を見たい。永田村の表向きの報道に出ない裏の部分も注視しながら。

>「機会があれば小沢代表だけでなく前原誠司前代表ら同党関係者と会談し、『特措法延長のため、機密情報を含む必要な情報を提供したい』」

 何度も繰り返すが、小沢民は表以上にしたたかで狡猾だ。安倍総理も彼の権謀術数さは敵であろうとも学ぶべきかもしれない。

 いずれにせよ、支那とのパイプラインが強い裏顔の彼を要警戒だ。

 今回、これを毎日新聞が?ふ〜ん・・・

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2005年4月 4日 (月)

水面下の米中冷戦

防衛資料漏洩疑惑 「秘」以上の論文 元主任研究官、20年近く交流(産經新聞)

中国、国防費3兆円超 「脅威論」払拭に躍起(産經新聞)

東アジアの脅威三本柱「中国・北・海上テロ」 防衛研報告書(産經新聞)


 今、潜水艦に関する技術は、中共が最も喉から手が出る程、欲している情報である。日本の国防のみならず、アメリカとの軍事バランスにも影響し、台湾侵攻にも関わる。
 中共がこれまで対ソ連に備えて陸上戦力を大増強せねばならぬ状況から、一転、それらを緩和し、海軍を沿岸のみならず、遠洋を活動範囲とする大規模で高性能な戦略へと力を注ぐことができるようになった。EUによる対中武器禁輸措置解除も懸念される中、そうした現状は、東アジアにとって由々しき事態である。

 昨年2月6日、アメリカ連邦議会において、超党派のアメリカ中国経済安保調査委員会が「中国の軍事近代化と台湾海峡のバランス」と題して公聴会が開かれた。その中で海軍大学ライル・ゴ−ルドスタイン教授とウィリアム・ミューレー研究員の共同で「海中のドラゴン」という題の報告書が提出された。まずは速攻で台湾を制圧し、米軍の軍事支援がなされる前に台湾政府を降伏させる軍事攻略を中共軍は描いているが、米軍に介入された場合に、潜水艦を主力とする事が彼らにとって唯一、現実的な方法であるのだという。

1950年 中共海軍の基本原則に潜水艦を主要戦力として構築する方針を打ち出す。

2001年 『宋』級潜水艦(ソナーシステムはフランス方式、ディーゼルエンジンはドイツ方式採用、通常型としては世界最高水準に達する)第2号艦完成。10月、「東風31」を改良した潜水艦発射型弾道ミサイルの初期実験が行われる。屋久島南東から小笠原諸島西方にいたる海域で、情報収集艦「ハイビン」が潜水艦の航行、作戦に必要な情報を収集。

2002年 『宋』級潜水艦第3号艦完成。5月、ロシアから最新鋭ディーゼル潜水艦(アメリカのロスアンジェルス級攻撃型原潜に匹敵)8隻を新たに購入する契約が結ばれる。早期に引き渡しを求め、ロシアに3工場での同時建造を要請。

2003年 弾道ミサイル搭載原潜『夏』級第2世代094型1号艦完成。

2004年 11月、日本の海上自衛隊と米海軍第7艦隊が「浅海域での対潜水艦作戦」という想定で合同演習中。直後に中共海軍『漢』級原潜が日本領海を侵犯。

2005年 3月、全国人民代表大会で反国家分裂法を採択。前年比12.6%増の国防費が承認。

2006年 ロシアから636型として引き渡され、すでに保有している877型2隻、636型2隻を含めキロ級潜水艦が合計12隻となる予定。

2008年 北京五輪の年。台湾総統選。攻撃型原潜『夏』級第2世代094型2号艦完成の予定。同時に射程8000キロ潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)『巨浪』2の開発も急速に進められている。

2012年 台湾、特別軍事予算の執行がされれば米キッド級駆逐艦4隻、潜水艦8隻、P3C対潜哨戒機、掃海ヘリなどが配備の予定。

 現在、中共海軍は潜水艦を、米太平洋艦隊36隻、露太平洋艦隊11隻よりも遥かに多い、69隻を保有。

 中共軍の奇襲による潜水艦を主力とする海上封鎖、大規模な水陸両用部隊での台湾侵攻が想定されている。潜水艦戦争実施の為の軍事演習が頻繁に行われ、潜水艦基地が米軍機で破壊された場合を想定しての潜水艦戦争継続の訓練も行われている。
 台湾は対潜哨戒機S2T、32機の内、実働は1/4。購入予定のP3Cも間に合いそうもない。新たに購入予定のディーゼル潜水艦8隻も2012年まで配備できない状況。その上、国防費予算を2割削減することに。潜水艦は海獅級2隻、海龍級2隻の計4隻しかない。3月10日の李傑国防長の発言によれば、現有戦力のままでは2012年に、台湾海峡の総合的戦力比が中共2.87対台湾1となり、上陸を持ちこたえられるのは2週間。特別軍事予算の執行によって2012年の戦力比は中共1.67対台湾1となるとしている。しかし、その特別軍事予算も22日には野党連合により2割削減とされ、ディーゼル潜水艦の一部を域内生産する計画の撤回となった。
 米軍は空母を主体とする機動部隊で圧倒し、空軍力でも簡単に撃破できるとしているが、対潜能力に関しては水深が浅く、岩礁が多いので自然ノイズによってソナーでの敵潜水艦探知が困難となり、中共の潜水艦からの攻撃により大きな打撃を被ることが予想されている。

「2 中国の海洋調査船「科学一号」による海洋調査に関する東京都への意見照会について」(東京都)

 石原都知事は知らぬか、知って、あえてそうした表現をしたかわからないが、単なる海洋資源調査のためだけではない。台湾攻略時に米軍による介入を阻止すべく、第一列島線の外側の海域において潜水艦での戦闘を想定しての調査活動も紛れて行っている。もちろん義務づけられている報告も、軍事に関わる調査だから、行うわけがない。国家意識、国防観念に疎く、国の大事を地方の首長に意見を伺わなければ事の正邪をはかれぬ害務省の存在、態度は、この国における盲腸である。

 中共による台湾侵攻は決して他所ごとではすまない。東アジアにおいて民主国家を一つ失う事は計り知れない影響を及ぼす。後に目指す覇権の域に当然、日本も含まれている。
 台湾有事に日本がいかなる行動をとるべきか、それにより将来が大きく変わってくる。中共は日本が専守防衛で動けない事を良い事に内政工作で封じ、米軍の支援を太平洋で抑え、速攻で台湾を制する。場合によっては、利害の一致する北朝鮮に同時に行動を取らせる事も予測できる。
 海上自衛隊の対潜能力、掃海能力は今のところ世界一と言われているが、外交的に中共の圧力に屈して動けなければ、単なる宝の持ち腐れにしかならない。諜報活動によって中共に情報を持ち逃げされる様であるなら、それらの能力も無になってしまう。
 軍事はすべて平時において備えられる。それを注視し、外にはしたたかに、内には堅実たる対応でもって、あらゆる面を駆使して備えを行わなければ、間違いなくその国は滅びるだろう。

 防衛資料漏洩問題しかり、害務省の佞奸ぶりもしかり、有事がおこれば、即刻、外患誘致、外患援助で即、処罰してもらいたい。
 何より、一刻も早く、スパイ防止法案を成立、施行させねばますます日本は内から蝕まられ続ける。そして、さらに受け身な諜報から能動的な工作を行う機関を作らねば、いつまでも外交音痴から解脱できぬであろう。

*上記、潜水艦に関する記事はSAPIO等を参考としました。

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2005年4月 3日 (日)

スパイ天国日本

「潜水艦資料、中国に漏洩か 警視庁、防衛庁元幹部宅を捜索」(産經新聞)
 
「潜水艦資料持ち出し、防衛庁元技官を任意聴取」(日経新聞)

「防衛庁:元技官が潜水艦資料持ち出す 警視庁が聴取」(毎日新聞)

「防衛庁元技官が潜水艦資料持ち出し、警視庁が自宅捜索」(讀賣新聞)

「機密」「極秘」「秘」の「秘」以上に該当する自衛隊法(守秘義務)違反であるが、「時効が成立しており、同法違反の立件は見送られるとみられる。」

 あまりにも情けない話である。時効などとは・・・。しかも窃盗容疑、なんと軽すぎること。

「防衛庁幹部は『本人が言っている論文だけであれば、秘密文書ではなく、部外者も入手可能な文書だ』と話している。」

 情報管理に対する認識が甘すぎるのではなかろうか?よりによって潜水艦資料を中共に。潜水艦に関しては明日、記事を出します。
 以前から書くように、「郵政民営化法案」だのなんだの掲げる前に、北朝鮮による拉致問題も表面化していながら、なぜ速やかに”スパイ防止法案”を成立、施行させぬのか!美人局で中共工作員に利用された元総理の頃からなんら進歩していないではないか!
 輿論として工作活動に対する認識も、高まらなければならない。メディアも拉致の事は取り上げるが工作員の活動実態まで踏み込んだところまでは中々報じない。あなたの隣にいるかもなどと言うのは、決してネタでもオーバーなことではない。工作員に協力した土台人も数多い。現に、何百人もの同胞が北朝鮮に拉致されている。それに工作活動を行うのは北朝鮮に限らず、中共、ロシア、アメリカその他様々な国の者が活動している。日本の国益を守る為の表に情報機関と、裏の諜報機関の設置が急務だ。
 スパイ防止法案が提出されようとする度、大戦中の話を挿話まで盛り込んで過剰に反応して吠え立てる者は、工作員に加担している者と見ても過言ではないだろう。再びこの法案が話題にあがる時、その者達の背後関係に注目すれば浮かび上がるだろう。

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2005年3月22日 (火)

一人200$のおつり!?

海賊:身代金25万ドルを要求していた

 無事救出された事はもちろんそれはそれで良かった事なのであるが、身代金がいくら要求があって、いくら支払われたのかということを追求し表沙汰にする事によって、海賊ビジネスがさらに横行する危険性がある。すでに、近藤社長の記者会見でもそうした懸念があるから報じないでくれと言うのを、「報道の自由」かなんかは知らぬが、後先の事を考えずに(報じないでくれと言った事を)そのまま垂れ流したのは問題である。もちろん発言者にも責任はあるが、報ずるべき事とそうでない事の見分けがつかぬマスゴミはメディアを担う資格なんぞない。犯罪を助長するつもりか?
 それに、身代金が支払われたとする現地の報道がある上で、200$の端金を貰って「船長らを『お客様扱い』解放時に600ドルくれる」なんぞのタイトルは笑い話にもならん。助かった3人の笑顔を添えて、”くれる”とは、あまりにも自虐的すぎる。犯人がいくらもてなそうとも罪は罪。そのけじめはハッキリとさせるべし。この事件を解放の安堵感で終わらせようとするべきではない。他の海賊に対しても誤ったメッセージを与えかねない。

 政府はかねてから国会で海賊問題が取り上げられていたにもかかわらず、その対応がいかにも鈍い。鈍すぎる。警備の在り方、船長の銃等の携帯も含めて検討すべきである。いつもこうしたケースだとは限らない。テロとしての襲撃、命を奪われる可能性もおおいにおこりえる。それに物資運搬航路は海洋国日本にとって生命線である。防衛意識をもっと持つべきではなかろうか?

「『解放されて良かった』 海賊事件で首相」

 前後があると思うのだが、もし本当にこの通りの発言のみなら、お茶の間総理大臣としか言いようがない。今後の対策をきちんと考えているのだろうか?

2005年2月14日 (月)

自衛隊を見殺しにする日本人

武器弾薬を積み残す 関空が搭載拒否(中日新聞)

 西村幸祐氏の酔夢ing voiceで知り、驚きました。
 日本の自衛隊の装備を、南アフリカの民間チャーター機で空輸しなければならない状況って何?「武器弾薬を搭載した航空機を離着陸させないのは空港の方針」(関空総務課)?へぇ〜。これじゃあらゆる事が想定される国内有事にも対処できないわな。関西国際空港(AD0101@kiac.co.jp)って何様?味方側の判断ミスでも補給を断つというのは、後ろから鉄砲撃つような行為ですぜダンナ。あんた方(関空職員)が自衛隊のイラク派遣に対する賛否がどうとか知らんが、今、現地でイラク復興の為に働く自衛隊員の身の危険、生命に関わる判断だぞ。それだけではない、それらによる活動の制限によってサマワの人々にも影響を及ぼす事だ。

 tarochanさんのところでは、第5次イラク復興支援群派遣の事をデリカシーなく揶揄した中日新聞のコラムに対して批判コメントを書かれている。俺も乗じてこのコラムに対して書かせてもらえば、「現地の治安は悪く、隊員を見送る家族や恋人は泣いていた。」というのは、隊員の身を守る武器を持たされずに手ぶらで派遣される事に涙しているとするよ。中日新聞さんよぉっ!数日前に記事を出しておいてもう忘れたか?コケにした腐った皮肉をぶつける前にもっと現実を見ろだ!
 見送る者が複雑な心情になるのは当たり前ではないか。そこにつけ込んで揺さぶりをかけ、あたかもその思いに擦り寄って同情するとは、全くもって偽善で卑劣、人間として最低の行為だ!

イラク復興支援関連(陸上自衛隊)

 昨日、「バンキシャ」(2/13放送分)を見た。普段、テレビを見ないのだがたまたま堀江氏が出るというので見てみた。それに対する意見は腸が煮えくり返る程、堀江氏も含め、ゲスト、お調子者福澤キャスターに対してそれぞれあるのだが、本題から外れるのでとりあえずここはグうッ〜っと堪えて脇に置いといて、その後に陸上自衛隊の比嘉くんという入隊したての隊員を追ったドキュメントをやっていた。
 最初は、彼のもたつきのせいで訓練を遅らせ、仲間に迷惑ばかりかけていたが、コツコツと一生懸命努力をして、一つ一つクリアし、かつて迷惑をかけてしまった仲間からも励まされ、また頑張ろうとする姿に心を打たれた。動機は「人の為に何か役に立ちたいと思って入隊した。」というのであるが、いつかそれがまたもうひとつ大きな夢になる事を期待し、頑張ってもらいたい。
 私たちもそうした自分たちを守ってくれる人に対して尊敬と感謝の念を忘れてはならない。我々は彼らが周辺に対して余計な気を使わせないように、その活動に専念できるような環境をつくり、守る責任があるのだから。